「ねぇねぇ。サビオ持ってない?」
ばんそうこうの呼び方でわかる、あなたの出身地

サビオとは、「絆創膏(ばんそうこう)」のことです。北海道、和歌山県、広島県、新潟県佐渡島など、日本の一部の地域では、絆創膏のことを「サビオ」と呼ばれる方もいらっしゃるようで、この瞬間、この友人の出身地が見えてきます。 おもしろいことに、絆創膏は地域によって呼び方に違いがあるようで、それをまとめたのが上の地図です。

「ばんそうこう」を除き、いずれも絆創膏の商標名で、おそらく、そのエリアで最も普及した(もしくは認知された)商標名が、「絆創膏」を指す言葉として使われているようです。電子オルガンのことを「エレクトーン」、化学調味料のことを「味の素」、食品用ラップのことを「サランラップ」という人がいるのと同じ現象だと思われます。

これらの絆創膏の呼び方については、その地域では、そう呼ばれる方が比較的多いということです。
地域や家庭によって、別の呼び方がされている場合も多いため、全ての人がそう呼んでいるのではないという事をご了解ください。

ばんそうこうの

絆創膏で面白いのは、「バンドエイド」、「カットバン」、「サビオ」、「リバテープ」そして、富山県限定の「キズバン」など、商標で呼ぶというだけでなく、地域ごとに呼び方として使われる商標が違っているという点です。 日本各地で、実に様々な呼び方が入り乱れているのが非常に面白いポイントだと言えます。

  • サビオ

    2026年のサビオ勢力図を示したマップ

    サビオは、元々はスウェーデンのセデロース社の絆創膏ブランドです。セデロース社は、1963年に、ニチバン株式会社を通して日本市場に進出。その後、サビオブランドは、ライオン歯磨株式会社【現:ライオン株式会社】に譲渡され、全国で販売されました。(製造会社は阿蘇製薬株式会社)
    2002年にサビオブランドの絆創膏は販売が終了となりましたが、北海道、和歌山、広島など一部のエリアでは、いまだに絆創膏のことをサビオと呼ばれる方もいらっしゃるようです。
    2020年4月、阿蘇製薬株式会社より サビオ ブランドの絆創膏が復活。現在も販売されています。

    対象地域

    北海道、和歌山県、広島県など

  • バンドエイド

    2026年のバンドエイド勢力図を示したマップ

    バンドエイドは、ケンビュー(旧ジョンソン・エンド・ジョンソン)社の商標です。全国で大々的にテレビコマーシャルを展開していることもあり、絆創膏のことを「バンドエイド」と呼ぶ人は、全国に広く分布しています。特に都市部での認知度が高いのが特徴です。
    絆創膏は1920年に、ジョンソン・エンド・ジョンソンの社員であったアール・E・ディクソンが、家事に不慣れな新妻の為に考案、開発したとされています。

    対象地域

    東京都、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、香川県など

  • ばんそうこう

    2026年のばんそうこう勢力図を示したマップ

    絆創膏(ばんそうこう)という呼び方が、本来は一般名詞として汎用的に使用される呼び方です。しかし、1960年代以降に「絆創膏」という商品が広く普及する過程で、各メーカーが自社の「登録商標」を積極的にPRしたことから、その商品名が一般的な呼び名として定着していきました。
    絆創膏の場合、この「認知された登録商標」に地域差があるという点が非常に面白いと言えます。

    対象地域

    群馬県、栃木県、茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、石川県、福井県、長野県、静岡県、徳島県など

  • カットバン

    2026年のカットバン勢力図を示したマップ

    カットバンは、佐賀県に本社のある祐徳薬品工業株式会社の商標です。1961年から発売されている老舗ブランドで、東北地方や中国・四国地方で、よく認知されているようです。

    対象地域

    青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、山梨県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、鹿児島県など

  • リバテープ

    2026年のリバテープ勢力図を示したマップ

    リバテープは、熊本県に本社のあるリバテープ製薬株式会社の商標で、発売開始は1960年という老舗ブランドです。名称の由来は、消毒薬「アクリノール」を、当時製薬大手の三共【現:第一三共株式会社】が、「リバノール」の商標名で販売しており、その「リバノール」を付けたテープというところから生まれたようです。
    例外として、奈良県で「リバテープ」と呼ばれているのは、奈良県に本社のある共立薬品工業株式会社の商標である「キズリバテープ」という別の商品ブランドの略称からきているとされています。

    対象地域

    大分県、熊本県、宮崎県、沖縄県など

  • キズバン

    2026年のキズバン勢力図を示したマップ

    なぜ富山県だけでキズバンと呼ばれているかについては、明確な理由は分かりませんが、一説には、富山県を中心として広まった「配置薬」において、「〇〇キズバン」、「キズバン〇〇」という商品名の絆創膏が存在したという記録が残っています。またその他にも「キズに貼るばんそうこう」を略したものからきている。など諸説あり、本当の理由は明らかになっていません。
    ただ、「キズバン」と呼ぶ人がいたら、富山県のご出身ですか?と聞いてみると、ビックリされるかもしれませんね。

    対象地域

    富山県など

ばんそうこうだけじゃなかった!

プロジェクト

大判焼き
上履き
棒アイス
とうもろこし

ばんそうこうの呼び方が地域によって違うように、私たちの身の回りには「地域差」がある言葉がたくさんあります。
この「いろいろ呼び方プロジェクト」では、日常の様々なものの呼び名を徹底調査!全国の呼び方マップを作成し、日本の言葉の多様性と面白さを探ります。あなたは何と呼んでいますか?

  • 2026年度大判焼き 呼び方マップ。全国各地での呼び方の違いを示す。

    全国で一番多い呼び方

    1. 大判焼き【25地域】
    2. 回転焼き【8地域】
    3. 今川焼き【8地域】

    大判焼きの起源は江戸時代、東京・今川橋付近で誕生した「今川焼き」にあります。その後、昭和30年頃に愛媛県の菓子製造機器メーカーが、今川焼きをひと回り大きくした商品を「大判焼き」と名付けて販売したことから、この呼び名が全国に広まりました。
    現在では、全国の半数以上の地域で「大判焼き」と呼ばれています。地域別に見ると、関東では「今川焼き」という呼び方が比較的多く、北海道や青森県では「おやき」と呼ぶ人が7割以上と圧倒的です。九州では「回転焼き」という呼び方が主流となっています。
    また、地域ならではのユニークな呼び方もあります。山形県では「あじま」または「あじまん」と呼ぶ人が7割を超え、兵庫県では「御座候(ござそうろう)」、広島県では「二重焼き」、熊本県では「蜂楽(ほうらく)まんじゅう」という名称が、それぞれ地域の半数ほどの人々に定着しています。

  • 2026年度棒アイス 呼び方マップ。全国各地での呼び方の違いを示す。

    全国で一番多い呼び方

    1. ポッキン(アイス)【17地域】
    2. チューペット【15地域】
    3. チューチュー(棒)【10地域】

    凍らせて歯でガリガリとかじる、どこか懐かしい「棒アイス」。そのルーツは1953年頃に発売された、ポリエチレン容器入りの清涼飲料にあります。1975年頃には、棒の中央にくびれを入れて折りやすくした「チューペット」が登場し、大ヒット商品となりました。ちなみに「チューペット」は前田産業が1975年から2009年9月まで製造・販売していた製品で、同社の登録商標です。
    呼び方には地域差もあります。東日本では「ポッキン(アイス)」と呼ぶ人が多く、関東や近畿などの都市部では「チューペット」という名称が一般的です。一方で、一般名称である「棒アイス」という呼び方は実はあまり使われず、九州の一部地域でのみ聞かれる珍しい名称です。また、地域ならではの呼び方として、鹿児島県では「チュッチュ(棒)」という名前が定着しており、県内の半数近くの人がこの呼び方を使っています。
    なお、現在この商品は「分野調整法」により大企業の製造が制限されており、全国で10社ほどの中小企業が生産を続けています。

  • 2026年度上履き 呼び方マップ。全国各地での呼び方の違いを示す。

    全国で一番多い呼び方

    1. 上履き(うわばき)【28地域】
    2. 上靴(うわぐつ)【13地域】

    上履きの始まりは、1872年(明治5年)の学制発布をきっかけに、教室で靴を脱ぐ習慣が生まれたことにあります。初めのころは足袋や草履が使われていましたが、次第に上履き専用の靴が登場しました。1950年代後半には、大手靴メーカーのムーンスターが、現在の原型となるバレーシューズ型の上履きを発売し、全国に広まりました。
    呼び方は地域によって異なります。全国の約6割の地域では「うわばき」と呼ばれていますが、近畿地方全域や四国東部、九州北部では「うわぐつ」という呼び方が一般的です。さらに、青森・岩手・秋田では「ズック」、新潟・富山では「うちばき」、山形では「内ズック」といったユニークな呼び方もあります。そのほか、「体育館シューズ」や「バレーシューズ」と呼ぶ人も少なくありません。

  • 2026年度ビリ 呼び方マップ。全国各地での呼び方の違いを示す。

    全国で一番多い呼び方

    1. ビリ【31地域】
    2. ドベ【15地域】

    「ビリ」という言葉の語源は、「尻(しり)」が変化して「ひり」になり、さらに「びり」となったという説が有力です。一方、「ドベ」は「泥(どろ)」を意味する方言「どべ」に由来するとされます。ぬかるみや水底の泥のように「一番下にある」ことから、最下位を意味する言葉として使われるようになったといわれています。いずれの言葉も、あまり良い印象を与えないため、使う際には注意が必要です。
    地域別に見ると、東日本では「ビリ」、西日本では「ドベ」が多く使われる傾向があります。ユニークな呼び方としては、高知県で「ビリケツ(ビリッケツ)」と呼ぶ人が約4割と最も多く、「ビリ」と僅差ながら呼び方1位になりました。また、青森・岩手・秋田の各県でも、3~4割の人が「ビリケツ(ビリッケツ)」と呼んでいるようです。

  • 2026年度ものもらい 呼び方マップ。全国各地での呼び方の違いを示す。

    全国で一番多い呼び方

    1. ものもらい【32地域】
    2. めばちこ【5地域】
    3. めいぼ【5地域】

    「ものもらい」という言葉の由来は、昔の民間療法にあります。かつて、ものもらいを治すために、他の人から金品や食べ物などを「もらう」という風習があり、この「ものをもらう」という行為から「ものもらい」と呼ばれるようになったといわれています。医学的な正式名称は「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」で、まぶたに麦の粒のような小さなしこりができることからこの名が付けられました。
    呼び方には地域差があり、東日本では「ものもらい」、近畿地方では「めばちこ」、四国では「めいぼ」と呼ばれることが多い傾向にあります。そのほかにも、石川県や長崎県では「めもらい」、三重県では「めんぼ」、広島県では「めぼ」、熊本県では「おひめさん(おひめさま)」など、地域ごとにユニークな呼び方が残っています。

  • 2026年度とうもろこし 呼び方マップ。全国各地での呼び方の違いを示す。

    全国で一番多い呼び方

    1. とうもろこし【44地域】

    全国的には、約8割の人が「とうもろこし」と呼んでおり、最も一般的です。地域ごとのユニークな呼び方としては、北海道の「とうきび」、青森県の「きみ」、山梨県の「もろこし」などがあります。そのほか、中部・西日本では「なんば」と呼ばれることがあり、少数派ですが「きび」や「コーン」と呼ぶ人もいます。

  • 2026年度体育座り 呼び方マップ。全国各地での呼び方の違いを示す。

    全国で一番多い呼び方

    1. 体育座り【45地域】
    2. 体操座り【2地域】

    全国的には「体育座り」が約78%と圧倒的に多く使われています。しかし、福岡県や長崎県では「体操座り」が最も一般的な呼び方です。そのほか、地域によっては少数派ながらユニークな呼び方もあります。近畿圏では「三角座り」、福井・鳥取・宮崎県では「お山座り」、岩手県では「案座(あんざ)」と呼ばれることもあるようです。

ばんそうこうの

皆様の情報で「ばんそうこうの呼び方マップ」が定期的に更新されます。アンケートへのご協力を、どうぞよろしくお願い致します。

ぜひ「あなたの呼び方」をご投票ください!

ばんそうこうの呼び方アンケート

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アンケートに寄せられた声

  • 女性

    神奈川県
    【30〜34歳】

    小さい頃からバンドエイドと呼んでいたのですが社会人になり老人ホームで働き入居者様含め色々な地域の人がいたので呼び方が違う事に驚き盛り上がりました。

  • 男性

    新潟県
    【60〜64歳】

    東京出身の妻が孫にバンドエイト貼る?と聞いたが通じず、カットバンだよと私が言い直したが、それも通じず品物を見た孫(新潟)がなんだ絆創膏のことかと。思わず笑ってしまいました。

  • 女性

    北海道
    【40〜44歳】

    熊本出身の旦那と絆創膏の呼び名が通じ合わなかった話を思い出しました。サビオもリバテープも独特すぎて東京の同僚には通じませんでした。

  • 女性

    北海道
    【50〜54歳】

    九州出身の旦那さんに通じず、サビオはサビオだし!と言ったら、それはリバテープやろ!と言われお互いに訳がわからなかった思い出があります。

  • 女性

    富山県
    【60〜64歳】

    富山から名古屋に引っ越したとき「キズバン」がわかってもらえず「なぜっ???」と子どもながらに悩んだ記憶があります。これでスッキリしました。

  • 男性

    富山県
    【45〜49歳】

    キズバン以外言い方ないと思って大人になりました。ネットで「キズバン」「絆創膏」以外の呼び名を知ってびっくりしました。

  • 男性

    熊本県
    【55~59歳】

    上京したての頃。学生寮内で同室の友人に「そこのリバテープ取ってくれない?」とお願いしたら、何か分からない感じで少し考える時間があり、ガムテープを渡された。その時初めて「リバテープ」が方言(?)だと知った。