クイックパッドに関してよくあるご質問(FAQ)

3歳未満のお子様の使用について
一般的に3歳未満のお子様は皮膚が薄く弱いので、強く接着した場合皮膚を傷めるおそれがあること、また誤飲のおそれがあるので使用しないでください。
貼付期間について
一枚の単回使用で最長5日間連続貼付が可能です。
毎日1回は傷の状態を観察し異常(感染等)が認められないことを確認してください。
※感染とは・・・傷口の周りが赤くなっていたり、ズキズキした痛み・熱や腫れ、膿を持ったりしていること。
サイズについて
「ふつうサイズ(21mm×42mm)」
「大きめサイズ(29mm×59mm)」
「指用(23mm×58mm)」
「ワイド(50mm×50mm)」
「ミニ(17mm×48mm)」の5種類の取り扱いになります。
使用方法について
●貼る場所(部位)について

目の周辺や、皮膚の柔らかい部位の使用は避けてください。また、毛髪や体毛の濃い部位では十分に接着できず、傷口を完全に保護できない場合があります。

●軟膏・クリーム及び消毒剤等の併用について

軟膏やクリームが塗ってあると、皮膚への粘着性が悪くなり剥がれ易くなります。また、消毒剤等も傷が治る上で必要な細胞組織を破壊し治りを遅らせてしまうものもあります。消毒剤等を使用するかわりに水道水等で異物やバイ菌を十分に洗い流してください。

●軽度の熱傷について

軽度の熱傷で、水泡が破れていないのであれば水泡が破れないように注意してください。もし、水泡が破れてしまったら上皮を切り取る等の処置をした後、水道水等で洗ってからクイックパッドを貼ってください。

●低温火傷について

低温火傷は皮膚の同じ部分が長い時間接触していると発生するやけどで、皮膚の深いところまでおよぶものです。見た感じよりひどくなっている場合もありますので、皮膚科等を受診してください。

≪皮膚の温度と低温やけどになるまでの時間と具体的な目安≫
44℃では3時間から4時間
46℃では30分から1時間
50℃では2分から3分
(出典:山田幸生、『製品と安全第72号』低温やけどについて、製品安全協会)

●剥がし方について

市販の救急絆創膏に比べ粘着力が高いので、皮膚に対して密着性があります。無理に剥がされると皮膚を傷めますので、水道水又はシャワーやお湯等でふやかしながら注意して剥がしてください。

●顔への使用について

目の周辺や唇の周り頬骨の辺りは皮膚が弱いので、使用しないでください。

●切って使用してもいいの?

表面は防水・防菌のフィルムで覆われており、バイ菌や水の侵入を防ぐ設計になっています。切ってしまうと、切断面はハイドロコロイド素材がむき出しになってしまい、防水・防菌の性能を十分に発揮できません。また、切断面から外部の水分を過剰に吸収し、パッドがふやけてしまうので、十分な粘着力を保つことが出来なくなってしまいます。切らずに一枚づつ使用してください。

糖尿病や血行障害のある方へ
一般的に糖尿病の人は感染症にかかりやすく傷が悪化しやすいことが知られています。糖尿病の人は、皮膚に栄養障害が生じ、ますます皮膚が乾燥することから、バイ菌に対する免疫力・抵抗力が低下し、組織再生力も低下します。 また、高血糖状態では、体に入り込んできたバイ菌などに対応する白血球の遊走能力が低下し、感染しやすくなります。合併症の神経障害により、痛みを感じずに感染症に気付くのが遅れ、傷を悪化させてしまうおそれがあります。 使用にあたっては、医師に相談してください。
敏感肌(アレルギー、アトピー性皮膚炎等)の方へ
クイックパッドは、低アレルギー性粘着剤を使用していますが、救急絆創膏等に過敏性を経験した事がある場合は、使用を控えてください。不明な場合は医師、薬剤師に相談してください。
その他(使用手順)
1.傷より大きなサイズのクイックパッドを選ぶ。
2.個包装から一枚クイックパッドを取り出す。
3.皮膚になじみやすくするために、両手で一分程温める。
4.白い台紙があるほうを傷にあて貼付する。
5.しっかり肌に密着するように貼った部分を一分程温める。